「月の残業時間が60時間を超えた…もう無理」
このように、今あなたは残業時間に悩んでいませんか?
中には100時間超えがノーマルだからそんなこと言ってたらやってらんないよ、という方もいらっしゃるかもしれません。
実際、私の友人にも「先月100時間だった…」と言っている人もいたのですが、まず最初に断言させていただくと、きついならきついでいいのです!
「上には上がいるから自分はまだ大丈夫…!」
と思う必要は全くありません!
ちなみに友人は見ぬ間に痩せこけていました。
というわけで今回は、残業時間について考えていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
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残業60時間は本当にきついのか考えてみる
残業月60時間は毎日◯時間働くということ
皆さん、計算したことはあるでしょうか…?
月に60時間残業するということは、月の勤務日数を20日とした時にプラス3時間働くということです。
つまり、だいたい7〜8時間勤務だと考えて、10〜11時間毎日働くということです。
当然のことですが1日は24時間。睡眠時間が6〜7時間として、残された時間は6時間。
あれっ意外と多くない?と思うかもしれませんが侮ることなかれ。
通勤時間、朝の準備、お風呂の時間、食事の時間など外せない時間を差し引いていくとどんどん自由な時間は減っていきます。
結論:残業月60時間は本当にきつい
月60時間なんて楽勝だよ!なんて声は無視しましょう。
筆者も月で60時間くらいの残業をしたことありますが、本当にきつかったです。
でもその頃のマインドは
「休日出勤している人もいるし、私より大変な人なんてたくさんいるから辛いとか言っちゃいけない…」
というものでした。
でも客観的に見て自分の時間が1〜2時間しかない状態は辛いです。
だってよく考えてみてください、ドラマ一本見たら終わるぐらいの時間ですよ。
残業月60時間は違法なのか
会社によっては違法ではない
そもそも残業時間とは、こういった定義があります。
法定労働時間「1日8時間、1週間40時間」を超過して働く時間のこと
そして、時間外労働および休日労働を認める場合、36協定(労働基準法36条による時間外労働・休日労働協定)を結び、労働基準監督署長に届け出ることが必要となってきます。
しかし、それでは月45時間、1年で360時間が限度とされます。
じゃあ60時間は違法じゃん!となるかもしれませんが、特別条項付き協定を結んでいる会社のみ、繁忙期は1年に6回、1ヶ月に60時間までの延長が認められています。
よって、会社の協定によりけりですが、60時間の残業時間は違法ではない場合もあります。
でも、違法なところもあるのも事実
私が働いていたところは完全にグレーでしたね。
45時間を超過する残業時間は申請してはならない、週報や日報を書く時間は残業時間とみなさない、そういう暗黙のルールがありました。
だから45時間を超えた時点でサービス残業です。
当たり前ですが、働いた分の残業代を払わないところや、先ほどご紹介した労働基準法を守れていないところはアウトです!
残業がもたらすリスク
身体を壊すリスク
残業時間が増える=自由に使える時間が減るということです。
あなたが今どの時間を削っているかはわかりませんが、
- 自分の趣味や好きなことをする時間
- 睡眠時間や食事の時間など生活する上で欠かせない時間
- 通勤時間(会社に寝泊まりしたりタクシーを使うことでカット)
どれかは削られていると思います。
特に、②を削っている人は、体調を崩しやすくなります。
痩せ細って行ったり、顔色がずっと悪かったりといった変化はありませんか?
自分のSOSに耳を傾けてください。
心を壊すリスク
残業が続くと、仕事がずっと頭から離れなくなってしまい、眠っている時も仕事の夢を見たり、休みの日も仕事のメールをチェックしたりと行った事態に陥ってしまいます。
もちろん、仕事大好き!ずっと仕事のことを考えていたい!という人も世の中にはいますし、それを否定する気はありません。
そうではなくて考えたくないのに考えてしまって心が休まらないという状態が続いているならば、精神的に追い詰められて行って心のバランスを崩してしまいます。
命を落とすリスク
最悪の事態は、これです。
月45〜60時間の残業で、筆者も追い詰められて、「出勤するとき事故にあったら行かなくてもいいのかなあ…」とか考えていました。
本当にありえます。過労で亡くなる方も、自ら命を絶つ方も、ニュースの中の出来事じゃないのです。
もしかしたらそういう気持ちになってしまうかもしれません。
今の働き方がきついと思っているならば、ご紹介した3つのリスクは自分ごととして捉えてください。
残業60時間がきついなら今すべきこと
体調を崩しているならば上長に業務量を交渉する
言い出しづらいかもしれませんが、体調を実際に崩しているならば、早めに上長に相談しましょう。
業務改善に努めてくれる可能性もあります。
転職活動を始める
もうその会社の体質として長時間残業が当たり前になってきているならば、転職をして残業の少ないところに行きましょう。
もし1人で選んでまた同じように残業時間の長い会社に行ってしまいそうならば、ぜひ転職エージェントを活用してください。
その会社の内情をよく知っている転職エージェントに「残業時間が本当に少ない会社を希望する」という話をしてみてはいかがでしょうか。
お金の備えを作っておく
辞職してしばらく休むにも、転職活動をするにもお金は必要になってきます。もちろんエージェントは無料ですが、交通費などはかかってきますのでその分です!
また、体調を崩してしまったら治療費も必要になってきます。
備えあれば憂いなし、というつもりで貯めておいてください。
心療内科や精神科の予約はお早めに!
理由は2つあります。
1つは初診だと予約が取りづらく、完全予約制のところが多いからです。
心の病気って、本当に揺らぎやすいので既存の患者さんの体調が急変して今から行きたい、でなければもうだめになりそうというSOSが入ったときに対応できるようにゆとりを持って診察時間を開けていてくれているんですね。
だからこそ、初診は最短でも1ヶ月先です、とかいうことはざらにあります。
もう1つは、いくら評判が良くても先生との相性があるので、合わなかったときに次の病院にすぐに移れるようにするためです。
私も合わない先生はどんどんチェンジしてもらっていました。
そしてまた病院探しからスタートするので、気付いたときにはもうだいぶしんどくなっている…なんてことも。
最初はそういったところにかかること自体抵抗があるかもしれませんが、予約は早めにしておいたほうがいいです。
まとめ
残業時間が月に60時間だとすると、9時から18時までが勤務時間の会社ではだいたい毎日21時まで働くということです。
そこから帰る準備をして、帰宅してご飯を食べて、眠りにつくのが24時だとしましょう。多くの人が家事をする必要があると思いますので、それを加味すると帰ってから自分のために使える時間はほんのわずか。
で、朝起きて支度して…の繰り返しで疲れないわけがありません。
ましてや、60時間を超える残業をするならばもっと長い時間会社にいるということです。
いいですか、決して我慢しないでください。きつければきついと言っていいんですよ。
残業は体調を崩すリスクがあることを再三申し上げてきましたが、何が一番重大かというと
命を落とすリスク
です。
最初に私の友人の話をしました。
友人には配偶者がいるのですが、ずっと心配されていたそうです。
「毎朝いってらっしゃいって言ってちゃんとおかえりを言えるかが心配。あの時送り出さなきゃよかったって思う日が来るんじゃないかと毎日気が気じゃなかったから、早く辞めるか転職するかしてほしい」
この言葉を聞いた時、本当にそうだなと思いました。
と同時に、私も働いていた頃夫にこんな思いをさせていたのかな…と反省しました。
たとえ結婚していなくても、あなたのことを大切に思っている人はたくさんいます。
親、友人、兄弟、そしておこがましいですが、サイトを運営している私たちも心配しています。
私自身も気付けるようになったのは最近なのですが、世の中にはたくさんの会社があって、たくさんの働き方があります。
自分にあった働き方がどんなものなのか、ぜひ見つめ直すきっかけにしてください。
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