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週一休みについて考える【週一休み=1年のうちの85%が労働時間?!】

みなさん、求人の福利厚生・待遇の部分よく見ていましたか…?

私は正直、見ていませんでした!

当時は本当に無知で、土日休みが標準搭載だと思っていたので、調べもしませんでした。

結果として望んでいた土日休みだったので良かったのですが…

世の中には週一休みや隔週土曜出勤の会社もあることを社会人になってから知りました。恐ろしいですね。

週一休みが辛い…

そういう悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。

今回は、改めて週一休みってどういう状態なのかなどを考えた上で、メリットとデメリットをお伝えしていきます。

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目次

週一休みと労働基準法

労働基準法における労働時間に関する決まりごとはこちらです!

  • 1日8時間呼び1日40時間以内、かつ毎週最低1回の休日を設けること
  • これを超える場合、36協定の締結および届出が必要である
  • 36協定は時間外労働および休日労働に関する取り決めをしたものであり、月45時間・年360時間を限度とし、これを超過する場合は、臨時的な特別な事情がある場合のみ、年に6回さらに延長することができる

…ちょっとわかりづらいですが、つまり、1日8時間×週6日は基本的に違法です。

但し、36協定を結んでいて、休日労働時間+残業時間が月45時間以内に収まるならOK。

加えて、会社の繁忙期にそれ以上働くのは一応認められていますけど(もちろん上限あり)過労死の確率は高くなるので気をつけてね、ということでした。

週一休みを見抜く方法

年間休日を見る

年間休日◯日って書かれていてもイメージが湧かないと思いますので、補足していこうと思います。

1年が365日だとすると、1年は52.14週です。

そして、祝日は16日ですので、それを加味して考えていきましょう!

今回は、土日に祝日が被っていないものとして計算していきます。
また、上記に加えて夏季休暇や年末休暇などもありますので、数値的には前後します。

  1. 52日〜53日…週一休みのみ
  2. 68日〜69日…週一休み+祝日
  3. 104日〜106日…週二休みのみ
  4. 120日〜122日…週二休み+祝日
  5. 122日以上…週二休み+祝日+会社の指定休など

という見方ができますので、年間休日を見る際に参考にしてみてください。

週一休みと週二休みでは当然ですが倍の差が出てきます。

割合にすると、週一休みの場合1年のうち85%が仕事の日という計算になります…。

週休二日制と完全週休二日制は違う

週休二日制…月に1回以上週2日の休みがあり、他の週は週1日の休みですよ!

完全週休二日制…1年を通じて毎週2日の休みがありますよ!

…えっ、全然違うじゃないですか!!

というわけなんです。これ、私就活中知りませんでした…。

完全週休二日制でも曜日が土日じゃない場合もありますので、何曜が休みなのかはきちんと確認しておきましょう。

また、祝日が休みの場合もきちんと「祝日」と記載されているので、記載されていない会社は祝日休みではない可能性があります。

週一休みのメリット

1日の労働時間が短く設定されている場合、仕事の日でも自由な時間が持てる

もし1日6時間労働×6日という働き方の場合、仕事の後でも自由な時間を持てるかもしれません。

また、6時間ぎゅっと集中すればいいので、その方が仕事の効率が上がるという人もいるかもしれません。

1日の労働時間が短いことで、能率UPとその後の自由な時間をうまく使える人にとっては6日勤務もメリットになり得ると言えるでしょう。

残業代が出る

36協定を結んで、休日出勤だとみなしている場合、残業代が出るのでメリットに感じる人もいるでしょう。

ただし、一点注意したいのが、「みなし残業代」が給与に含まれているかどうかです。

みなし残業代として残業代が元々の給与に入っているならば、働いても時間内な場合は給与が増えることはありません。

成長のチャンスかも

それだけ長時間働くということは、その分だけいろんな仕事に取り組むことができて、あなたの成長の機会になるということです。

自分のやったことをきちんと経験として蓄積していきましょう。

週一休みのデメリット

疲労が完全に回復しない

週一休みの働き方がしんどいと思っているのは、きっと体力や精神的な部分が回復しないからです。

完全に回復しないまま、満たされないまままた週明けを迎えて働いていても注意力はどんどん散漫になっていくでしょう。

たとえ仕事が大好き!ずっとやっていたい!というマインドの持ち主でも体がついてきていない場合もあります。

これを機に、自分の体調の状態に目を向けて見てください。

自由な時間が持てない

休日を完全に自分の体力回復のための時間にすると、あなたがもともと持っている趣味や好きなこと、友人や家族とのふれあいなどが厳しくなってきます。

特に家族や友人と疎遠になってしまうのはとても悲しいことだと思います。

自分を満たす時間や支えてくれる誰かのために働いているのに、働けば働くほど大切な人と距離が遠くなっていってしまうならば、

なんのために働いているんだろう…

という気持ちになってしまっても仕方がありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

休日の書き方は色々な書き方がありますので、実際にどんな働き方をしているのか確認はした方がいいです。

週一休みに関してのまとめはこちらです!

  1. 36協定を結んでいない場合でも、週の労働時間が40時間以内ならば週6日勤務でも違法ではない
  2. 36協定を結んでいる場合、残業としてみなされるので週6日勤務でも違法ではない
  3. ただし、月45時間・年360時間の上限がある(特別条項付協定を結んでいる場合は異なる)
  4. 週休二日制とは、月に一回以上週2日の休みがあるということを意味するので完全週休二日制とは別物である
  5. 完全週休二日制でも業界によっては当然、土日が休みとは限らない

週一休みが悪とは言いませんが、年間休日を見て見ると休みの日が倍くらい違ってきます。

もしも今の生活に疲れてしまって、パフォーマンスが落ちていると感じるならば、転職を考えても良いでしょう。

その際、是非今回ご紹介した実は週一休みの会社以外の会社を選んで休日を増やし、ご自身の生活にゆとりを作ってあげてください。

また、蛇足ですが、世の中には休日出勤を歓迎する会社もあります。

例えば私の前職の企業は完全週休二日制ではありましたが、営業に対して「数字を達成できていないならば最後まで追い求めることが美徳である」という指示が出ていました。

つまり達成していないなら休日出勤でもなんでもしてなんとかしろということですね。

達成していないけど土曜だし休んでいる…罪悪感…

となっていました。

そういう企業を選ばないためにも、1人で企業探しをするのではなく、エージェントを活用すると改善できるかもしれません。

どういう働き方がしたいのかをきちんと整理して、理想の働き方で毎日を過ごしましょう!

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