今あなたはパワハラに悩んでいませんか?
パワハラ…パワーハラスメント。社会的優位性を利用して、他者に嫌がらせをしたり、苦痛を与えたりすること。
例えば、お前なんか昇給させない、お前の育ちが悪いからこんなこともできないと言った精神的苦痛を与えられたり、実際に暴力を与えられたりしているのならば、十分にパワハラを受けていると言えます。
たとえあなたがどんな失敗を犯したとしても人権は侵害されてはなりません。
今回は、パワハラをする人の心理状態を知り、パワハラを受けた時にどうすればいいのかを一緒に考えていければと思います。
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パワハラをする上司の心理状態
劣等感がある
自分の立場を利用して、相手が自分より劣っていると周りに見せつけたい人はパワハラをしてしまいます。
怒鳴りつけることや、相手に力を誇示することで、自分の優位性や有能さを証明できていると思い込んで、結果としてパワハラをしています。
もちろん、自分の劣等感を払拭したいからと言って相手を押さえつけることは間違っています。
全て自分の思い通りにしたいと思っている
パワハラをする人と話している時に、「これだけ部下がいるとお仕事大変なんじゃないですか?」と聞いてみたら、「俺の一言で全部思い通りになるから気持ちがいいよな」と言っていました。
誰も文句が言えない状況を作り出して、自分がやりたいことのために人を駒のように扱っているのです。
自信がない
いつもあなたを怒鳴りつけている上司は、実は自信がなく、気が弱いんです。
それをカモフラージュするために威圧的な態度をとっているのです。
弱く、自信のない自分を守るために怒鳴りつけたり、権力を見せつけてあなたたちを支配しようとしています。
強くいることが正義だと思い込んでいる
強い口調で厳しく部下に接して、威厳を出すことが大事だと思っているタイプです。
仕事とは程遠いですが、中学生の時、私こんな感じのマネジメントをして部の雰囲気が悪くなってしまったんですよね。
マネジメントは人それぞれで変えるべきです。
褒めて伸びる人もいれば指摘して気付きを得ることで伸びる人もいる。そのことを知らずに、ひたすら厳しく強くいることでマネジメントができていると思い込んでいる人もいます。
パワハラされやすい人の特徴
真面目で正直
真面目で正直な人は、人の話を素直に聞いて実行するので反撃する恐れがないからコントロールしやすいと思われている可能性があります。
たくさんの仕事を押し付けられても自分の力で解決しようとし、間に合わなくなってまたパワハラをする人のターゲットになるというサイクルがあります。
1つ言えることは、真面目で素直なことは素敵なことなので、変わらないままでいてください。
自信がなさそう
先ほどご紹介したように、パワハラをする本人も自分に自信がない人が多いからこそ、自信がなさそうな人は「自分が優位に立ちやすいタイプの人間だ」と思われてターゲットになりがちです。
周りの人との人間関係があまりできていない
周囲の人とコミュニケーションをとって仲間が多い人よりも、一匹狼の人の方がパワハラを受けやすいです。
なぜなら仲間が多い人や人望のある人にパワハラをすると周りの人まで敵に回してしまうからです。
一匹狼ならその可能性が低くなりますよね。
また、その上司とのコミュニケーション量が多くない場合には「報連相」が欠けているケースが多く、何かミスが起きた時にちょっとした報連相の欠如を強く叱責されてしまうこともあります。
仕事ができない
ミスが多かったり、覚えが悪かったりすると、「自分より下の人間だ」と認識されてパワハラのターゲットになってしまいます。
自分の新人時代や、出来なかったことを棚に上げて「そんなこともできないの?」という態度を取って相手を非難します。
嫉妬する要素が多い
不条理だと思うかもしれませんが、例えばものすごく仕事ができる、容姿端麗、高学歴など、周りの人が羨む要素を持ち合わせている人も攻撃の対象になります。
言ってしまえば、ただの嫉妬です。
パワハラをする上司に負けないためには
堂々とする
自信がない人、仕事ができない人はまずはおどおどせずに堂々としていましょう。
こうすることで、気持ちも前向きになります。
「できない」と思い込むのではなく、「できる」と思って仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。
断る勇気を持つ
たくさん仕事を回してきて、真面目が故にそれを全部引き受けている人は、「できない」という勇気を持ちましょう。
「あ、無理です〜」というと角が立ってしまうと思いますので、
- 今の状況を伝える
- いつならできるか伝える
- わからないなら優先順位を聞く
という風に工夫してみましょう。
もしかすると「自分で考えろ!」と言ってくるかもしれませんが、相手の指示を明確にもらうことは大切です。何か一言もらえれば、「あの時こうおっしゃったのでその通りにしました」と言えます。
仕事の能力を伸ばす
仕事ができないならばできるように努力してみましょう。
成績や仕事の能力が上がれば周りからの評価も変わりますし、相手に軽んじられなくなるのでパワハラのターゲットにしづらくなります。
また、あなた自身が成長したと思えることで、今とは違う前向きな気持ちで仕事に取り組めるようになります。
具体的には、仕事に関する本を読んだり資格勉強をしたりすること、また、営業ならば先輩にロールプレイングをしてもらうことなどと言った行動を取ってみてはいかがでしょうか?
そして、先輩や同期とのコミュニケーションをとることも仕事の能力を伸ばすことにつながります。
無理飲みやランチに行け!と言っているわけではなく、わからないことを聞く、辛いことを共有するだけでいいのです。
コミュニケーションをとることで一匹狼ではなくなり、パワハラのターゲットから外れやすくなるというメリットもあります。
パワハラがどうしても辛い時にできること
パワハラの証拠を残す
録音、暴力を受けた写真やその際の医師からの診断書、チャットの形跡など、あなたが受けているパワハラを証明するものを持っておきましょう。
これは、誰かに相談する時に確かにあなたが辛い思いをしたことが伝わるものでもあり、パワハラをしている人が言い逃れできないようにするためのものでもあります。
相談する
主な相談先は以下の通りです。
- 人事部
- 労働組合
- 弁護士など外部機関
自分でどうしようもない時や会社が頼りない時は、弁護士などの外部機関を頼るといいでしょう。
この時のためにも、今からでもいいのでパワハラの証拠となるものを集めておきましょう。
転職する
パワハラが横行している職場にいてはあなたの「頑張ろう」「こんな風な人になりたい」という気持ちまでも失われてしまいます。
そうなってしまっては心の病気になってしまう可能性もあります。
パワハラが嫌だったから辞めるとマイナスな退職だから離職理由を聞かれた時に困るんじゃないのか…という心配はしなくて大丈夫です。
それよりもあなたの命の方が大切です。
転職エージェントを活用して自分の市場価値を客観的に評価してもらうと自信もつくかもしれません。
まとめ
パワハラをする人の心理はこちらです。
- とにかく本当は弱い人間だというのを隠したいから
- 自分が全て正しいと思っているから
- 人のことを思い通りに扱いたいと思っているから
また、下記のような人はパワハラのターゲットになりやすいです。
- 真面目で正直な人
- 自身がなくおどおどしている人
- 一匹狼であまりコミュニケーションを取らない人
- 仕事があまり得意でない人
- 羨ましがられる人
もし今のまま頑張ろうと思うならば、
- 虚勢でもいいから堂々としてみる
- 断る勇気を持つ
- 仕事やコミュニケーションの能力を伸ばす
と言った対処法があります。
もう無理!となってしまっているならば、
- 証拠を集めて人事や弁護士に相談する
- 転職する
と言った行動を取ってみましょう。
極端に自慢ばかりしているだとか、一切の努力をしていないだとか、そう言った場合を除いて大抵の場合あなたは悪くありません。
あなただけが苦しむ必要はないのです。
パワハラの何がいけないかというと、あなたの前向きな気持ちがどんどん削がれていって「自分はダメな人間なんだ」と思ってしまうことです。
断言します。そんなことはありません。
相手の持つ権力が大きければ大きいほど、パワハラに立ち向かうには大きな勇気が必要だと思います。
どんな行動を取っても逃げではありません。あなたがパワハラから抜け出せることを心から応援しています!
今回は以上です。
ご質問やコメント等お待ちしております。
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