今、この記事を見ているあなたは、仕事がかなりの負荷になっているのだと思います。
もう仕事行きたくないけど、もっと辛い思いをしている人もいるし、こんなの気のせいだ…
こんなふうに思ってはいませんか?更に、このように考える人も。
限界はまだ来てないから大丈夫。
ここで断言しましょう。
いいえ、大丈夫じゃありません。
辛いのは気のせいでもありません。
私は大学生の時に一度抑うつ状態になり、社会人になってからうつ病になりました。
その時、こういった記事を読んでまだ自分は大丈夫だと言い聞かせていました。
結果としてどうなったか?
大学生の時は約1年間通院する中で、なんとかまた頑張れるラインに戻れましたが、社会人になってからのうつ病は3年経った今でもゆらぎはありますし、治療中です。
だからこそ話せる、限界のサインと対処法をお伝えしていきます。
この記事を読んで、なるべく早い段階で手を打てるように、自分はもう十分頑張ったと自覚していただければ幸いです。
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仕事の限界を伝えるサイン
仕事に行こうとすると体調が悪くなる
ずる休みしたいとかそういう気持ちがあるわけじゃないのに、いざ会社に行こうとすると吐き気がする、頭痛がするなど、体調に変化が起きてしまう時は要注意です。
この状態にあるということは、心から行きたくないと、行ったらまた傷つくことがあると感じている証拠です。
体調不良が増えた
学生時代は健康が取り柄だったのに、ちょくちょく身体を壊すことがあるならば、それは限界のサインが来ているのかもしれません。
疲労がたまると、免疫力が低下して普段は平気なことにも弱くなってしまいます。
実は、私は仕事を辞める前、免疫力の低下から起こると言われる帯状疱疹を患いました。
体調不良は、ストレスや疲労をうまく解消できていないことの表れかもしれません。
仕事でのミスが増えた
限界を迎えると、いつもはしないようなミスを引き起こしてしまいます。
一生懸命取り組んでいたとしても、注意力が散漫になってしまうからです。
そして、ミスが続くと怒られてまた自分自身を追い詰めるきっかけになってしまい、悪循環を生んでしまいます。
ご飯を食べなくなった/すごく食べるようになった
実体験として、約一週間食事が喉に通らず、水しか飲まなかった時期があります。
どんどんやせ細って、顔色が悪くなり、1つ1つの行動がとても緩慢になりました。
反対に、食事量が極端に増えたという人も何かストレスを感じているのかもしれません。
笑えなくなった
これは、自分の気持ちをコントロールできなくなっている証拠です。
実際に私はにこりともしなくなったことをきっかけに、友人が何かおかしいぞと気付いてくれました。
何を見ても楽しくない、灰色に見えてしまうのならば十分心が危険だというサインが出ています。
見た目に気を遣わなくなった
抑うつ状態、うつ病の時は全くと言っていいほど見た目に気を遣いませんでした。
肌はガサガサだし、髪もボサボサ、服もその辺にあったものを掴んで登校・出勤していました。
不思議なことに、見た目に気を遣わなくなると全てが雑になっていきました。
夜に寝付けなくなった
夜に眠たいけれど眠れない、睡眠導入剤を使わなければ眠れないという状態が続いているのならば危険です。
また、眠れていても夢で仕事をしている、仕事に関することを見ている状態もあまりよくありません。
体が休まっていないからです。
体が休まらないと、疲労は蓄積される一方です。
好きなことが楽しめなくなった
例えば、今まで好きだったアーティストの曲を聴いても気分が上がらない、好きだったことをしようという気にならないという状態も1つの限界のサインです。
好きなことをしてもときめかないというのは分かりやすい指標だと思うので、試してみてください。
もし楽しめなくなっていたら、あなたの心はかなり疲れているということです。
限界のサインに気付いた時にできること
頼れる人に相談する
自分の今の状況を言葉にすることで、少し気持ちに整理がつくこともあります。
ですが、傷つく可能性も否定できません。
相手から励ましのつもりで「自分にもそういうことがあるからわかる」などと言われると、あなたはきっと「みんな我慢しているからやっぱりもう少し頑張らなきゃ」と思ってしまうこともあるからです。
相手を選ぶことが必要になってきます。
趣味に触れてみる
今まで好きだったことでも構いませんし、今までやったことのないことでも構いません。
少しでも興味があるなと思うことをやってみてください。
眠ることだけが心の安らぎを作るきっかけではありません。
「好き」だとか「楽しい」と思うことはあなたの心への栄養になります。
仕事とプライベートの切り替えをする
仕事とプライベートを完全に分けてしまいましょう。
休日も職場の人と会っているなら会わないようにする、休日中は社用のアカウントを開かないようにするなど小さなことから初めてみてください。
これはとても重要なことです。
というのも、私の以前の会社は私用のスマホに社用のメールアカウントを登録するように言われていたので休日中もいつも社用アカウントをチェックしていました。
そのせいか、心も体も休まらず、家にいるけどほぼ仕事をしている休日ばかりを過ごしていました。
仕事は仕事で一生懸命する、プライベートはプライベートで一生懸命楽しむようにしてはいかがでしょうか。
専門の病院へ行く
初めて心療内科や精神科にかかることはハードルの高いことかもしれませんが、自分の状態を明確に知って対処するためには必要なことです。
カウンセラーさんがいて話を聞いてくれるだけで落ち着く場合もあります。
ここで一点注意していただきたいのですが、どちらの病院も予約でいっぱいの病院がほとんどです。
「もう無理だ」と思ってから病院探しでは少し遅いので、「ちょっとまずいかも」くらいで病院を予約して行ってみたほうがいいと思います。
環境を変える
一人暮らしを辞める、一人暮らしをあえて始める、休職をする、転職活動をする、いろんな方法で公私共に環境を変えることができます。
特に、休職や転職という手段は環境が大きく変わるため効果的だと言えます。
不安でしたら、休職に関しては医師の診断書を持って行くのも1つの手です。
私はそうしました。
転職に関しては、現在コロナ禍という現状もありますので、早めに動き出していて損はないと思います。
限界のサインを無視してしまう理由
自分がいる環境を「当たり前」と感じてしまうから
人間関係や労働環境など、今いる会社が全てで、どこも同じだと思ってはいませんか?
「社会とはこういうものだ」と思い込んでしまうと、自分の環境がどれだけよくないものなのか気付きにくくなって限界のサインを無視してしまいがちです。
もっと辛い人がいると思い込んでいるから
自分より辛い思いをしている人はたくさんいる…と思ってしまう気持ちはとてもわかります。私もそういう考えに陥りがちだからです。
でもよく考えてみてください。
どんなことを辛いと感じるのか、それがどれだけ重く心に突き刺さることなのかなんて人によって全然違います。
あなたが辛いと思ったら、辛いでいいんです。
自分のことを大切にできないから
自分さえ我慢すれば…自分が合っていないだけなんだ…と思っているならば、あなたは今あなた自身を大切にできていないのかもしれません。
あなたが身を削る必要はどこにもないのです。
経験がなく、怖いから
私自身がそうだったのですが、突然夜眠れなくなったり漠然とした不安に襲われたりした時、自分で自分をコントロールできないことが怖くなってしまいました。
そして、「心療内科」「精神科」という響きもなんだか怖くて最初は行くことをためらっていました。
経験がないことはとても怖く「自分は違う」と思いたい気持ちもわかります。
現実から目を背けたほうがその時は楽になるかもしれません。
ですが、取り返しのつかないことになってしまう可能性も高くなります。
勇気を出して、自分のサインに向き合ってください。
転職で環境を変えるなら転職エージェントがオススメ
転職エージェントは転職のプロです。
話していくうちに本当は何がやりたいのかということや、本当の強みが見えてくることもあります。
さらに、紹介してくれる企業に関しては内情を知っているので、ミスマッチのリスクを減らすことができます。
自分1人で戦うよりもはるかに心強くなると思います。
転職をすることで環境をより良い方向に変えたいと強く願うのであれば、プロの力を借りて転職活動を進めると良いかもしれません。
まとめ
仕事の限界サインは以下の8つです。
1仕事に行こうとすると体調に支障がでる
2体調を崩しやすくないのに体調がすぐれない状態が続いている
3ミスが多くなった
4体重の増減が激しくなった
5笑顔が減った
6見た目が適当になった
7眠れない・眠っても休まらない
8好きだったはずのことが楽しめない
そして、これに対する対処法は5つあります。
周りの人に自分の状況を伝える
興味のあることにチャレンジする
仕事とプライベートを分ける
医療機関を受診する
休職や転職を視野に入れる
特に、医療機関は早めに受診しておいていいと思います。
お伝えした通り、予約が取りづらいことが多いことと、自分で自分の状況を把握するのには専門家の冷静な意見が最適だからです。
そして、転職の際はぜひエージェントを活用してみてください。
どちらにも共通しているのは、その道のプロの手助けや意見をもらうことです。
第三者の視点を入れることで自分を客観視できるので、少しざわついている心も落ち着いてくると思います。
いかがでしたでしょうか?
この記事にたどり着いたという時点で、もうあなたにはいくつかサインが出ているのだと思います。
でも無視してしまうのはなぜか。
それは、やはり経験がないから怖いことや、辛いことが常習化して当たり前だと思ってしまっていることが原因にあるのだと思います。
そして、頑張り屋さんほど、まだいける、まだいけると自分を追い込んでしまいます。
ただ1つ伝えたいことは、あなたの「辛い」にきちんと向き合ってあげてくださいということです。
あなたの心と体は1つしかありません。
とても大切なものです。
あなたがあなた自身を守る選択ができることを心から願っています。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
質問やコメント等お待ちしております。
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